肌荒れの原因は腸内環境!スキンケアだけでは解決できない

美容

この記事はこんな方におすすめです
  • アトピー性皮膚炎に悩まされている方
  • 酒さ様皮膚炎に悩まされている方
  • 肌荒れに長年悩まされている方
  • 花粉症に悩まされている方
  • アレルギーなどに悩まされている方
  • 慢性的な疲労に悩まされている方
  • 肌荒れの原因を知りたい方

はじめに


どうも!けんすけです!


私は14歳から22歳までの8年間、原因不明のひどい肌荒れに悩まされてきた経験があります。
高価なスキンケア商品やサプリメントなど、ありとあらゆる方法を試しましたが、一向に良くならず……。


しかし、その経験を通して氣づいたことがあります。そして、ようやく8年間の肌荒れを克服できた私だからこそお伝えできることがあります。この記事では、私のこれまでの経験と、肌荒れの原因や改善方法について、参考になる情報を皆さんに共有したいと思います。


スキンケアの落とし穴


まず最初に氣づいたのは、市場に溢れているスキンケア商品の中には、かえって肌荒れを悪化させるものが多いということです。中には、消費者を繰り返し購入させることで利益を上げることを目的に作られた商品もあり、意図的に肌に良くない成分が含まれているケースもあります。


化粧水や乳液をつけると一時的に肌が潤ったように感じさせるものの、長期的には肌本来の保湿力を損ない、乾燥肌を引き起こす原因になり得ます。もちろん、保湿は大切ですが、過剰なケアを避け、化学成分を含まない、ナチュラルな化粧水を使うことをおすすめします。


仮に化粧品で肌が綺麗になったように見えたとしても、それは症状を一時的に和らげる「対症療法」の場合がほとんどです。このような方法では肌荒れが繰り返されるだけなので、根本的な原因を解消する治療を目指すことが重要です。根本から解消できれば乾燥など外部的要因で肌荒れになる可能性は低くなります。



肌荒れの最大の根本的な原因、それは食や食べ方による「腸内環境の悪化」です。


近年の研究では、腸内環境の状態が皮膚の健康に大きな影響を及ぼすことが示唆されています。腸内と肌は鏡のような関係だと考えるとわかりやすいでしょう。


もう少し詳しく説明します。腸内バランスが乱れると、腸管のバリア機能が低下し、未消化の食べ物や有害な微生物、化学物質(添加物、農薬、重金属など)が腸壁を通過して血液中に侵入しやすくなることがあります。この状態は「腸漏れ症候群(リーキーガット症候群)」と呼ばれています。


なのでいくらビタミンなどサプリメントや栄養素を多く取ったとしても無駄です!腸がざるの様になるのです!デトックスをして腸内環境が改善しない限り良くならないでしょう。

この症状が進行すると、血液中に入った有害なものに対し免疫システムが過剰に活性化され、全身性の炎症や免疫異常を引き起こす可能性があります。これらの炎症や免疫反応は、皮膚の炎症や肌トラブル(例:ニキビ、乾燥肌、アトピー性皮膚炎)、さらにはアレルギー症状(例:小麦アレルギー、花粉症)を悪化させる一因となると考えられています。


では、腸内環境を悪化させる原因とは何なのでしょうか?


腸内環境が悪化する原因


原因1. 重金属

重金属は肉や魚、卵などに含まれています。特に現代では魚に多く含まれています。


重金属が体内に蓄積しやすくなる一因として、先ほどの「腸漏れ症候群(リーキーガット症候群)」が関係している可能性もあります。腸のバリア機能が低下すると、重金属が腸内から血液中に侵入しやすくなり、体内に蓄積しやすくなると考えられているためです。


重金属が体内に蓄積すると、電磁波(スマホや家電製品など)による影響を受けやすくなる可能性があり、体内の炎症や細胞の修復機能を阻害する恐れがあります。

このような影響が腸内環境やリーキーガット症候群の改善、肌荒れなどの修復機能を妨げ、さらなる悪循環を引き起こす可能性があるため、重金属の蓄積を防ぐことが重要です。


重金属の改善策


デトックス
重金属を体に溜めないように、出すことを心がけることが大切です。


重金属をデトックスする健康食品


ゼオライト

自然発生するミネラルで、その特異な構造が重金属イオンを吸着し、体外に排出するのを助けます。デトックス効果が高いとされ、体内の不純物を取り除くのに役立ちます。


スピルリナ

高い栄養価を持つ藍藻類で、特にタンパク質、ビタミン、ミネラルが豊富です。重金属を体外に排出する助けると同時に、免疫力の向上にも寄与します。


麻炭

活性炭の一種であり、多孔性の構造が重金属や毒素を吸着しやすいため、デトックスに適しています。内側からのクレンジングに効果的です。


コリアンダー(パクチー)

重金属の体外排出を促進することで知られています。特に水銀の排出に有効で、定期的に摂取することでデトックス効果を期待できます。


にんにく

強力な抗酸化作用があり、体内の重金属を中和・排出するのを助けます。また、免疫力を高める効果もあります。


クエン酸(レモン、梅干し)、リンゴ酸(りんご、ぶどう)

クエン酸とリンゴ酸は、体内の重金属と結合しやすく、自然に排出を促す効果があります。これらの酸は、新陳代謝を活発にし、デトックスプロセスを支援します。



原因2. 小麦製品(グルテン)


腸内環境の悪化を引き起こす原因の一つとして、小麦に含まれるグルテンに注意が必要です。


グルテンは小麦由来のタンパク質で、消化されるとグリアジンという成分に分解されます。グリアジンは腸の上皮細胞と結合し、「ゾヌリン」というタンパク質の分泌を促進します。ゾヌリンが過剰に分泌されると、腸のバリア機能が低下し、腸壁の透過性が高まることで「リーキーガット症候群(腸漏れ症候群)」を引き起こす可能性があります。


現代の小麦はグルテンが多く消化しにくいため、腸にへばりつきやすくその影響で腸内環境を悪化させせる可能性があります。また、日本人の多くがグルテンをうまく消化できないグルテン不耐症の可能性があると指摘されており、その割合は7~8割にのぼるとも言われています。


小麦製品(グルテン)の改善策


小麦製品をなるべく摂らないようにすると、アレルギーなどが治りやすくなります。
私は、1日でティッシュ箱1箱を消費してしまうほどの重度の花粉症でしたが、小麦製品を一切摂らなくなった今では完全に花粉症がなくなってしまいました。


どうしても小麦が取りたい方


古代小麦などの選択
現代の小麦よりも、昔ながらの古代小麦(例:スペルト小麦)は、消化しやすく体にやさしい場合があるため、食べるのであれば古代小麦をお勧めします。


腸の保護対策
小麦製品を食べる前後に、腸の炎症を抑える食品やサプリメント(抗炎症作用のあるオメガ3脂肪酸や発酵食品)を摂ると、グルテンのダメージを軽減できます。また、グルテン


小麦の代わりになる製品


米粉
パンや麺、クッキーなど、さまざまな料理に使える米粉は、小麦の代わりとして非常に人気があります。


そば粉
そば粉を使えば、そばだけでなく、クレープや焼き菓子にも応用が可能です。


大豆粉・豆類の粉
大豆やひよこ豆から作る粉は、たんぱく質や食物繊維が豊富で、グルテンフリーのパンやクッキー、麺に使われています。


原因3. 乳製品


乳製品に含まれる乳糖(ミルクにある砂糖)は、消化できない人ではお腹が痛くなったり、下痢になったりします。また、乳たんぱく質に対してアレルギー反応を起こす場合もあり、これが腸の炎症やバランスの乱れにつながることがあります。


また一部の乳製品は、牛のホルモンや加工の際に使われる添加物が含まれていることがあります。これらは腸内の悪い菌が増えたり、腸のバリア機能(腸を守る壁)が弱くなる原因となる場合があります。


乳製品の改善策


乳糖酵素サプリメントの利用
乳糖を分解するための乳糖酵素(ラクターゼ)のサプリメントを食事前に摂ると、乳製品中の乳糖がうまく分解され、症状が軽減されることがあります。


乳製品の代替品の活用

植物性ミルク(豆乳、アーモンドミルク、オーツミルク、ココナッツミルク、ピーミルクなど)は、牛乳と同じ栄養素(特にカルシウムやたんぱく質)を補給できるうえ、乳糖やカゼインが含まれていないため、腸への負担が少なくなります。乳製品による栄養補給が難しい場合は、豆腐や大豆製品を活用するのもおすすめです。


原因4. 肉や卵


肉や卵は飽和脂肪酸が多く、特に赤身のお肉や加工肉は、脂肪分が多く、体にとって必要なものもありますが、過剰に摂取すると腸内で悪い菌(悪玉菌)が増えやすくなります。これが腸の炎症を引き起こし、バランスを崩す要因となります。


またお肉を高温で焼いたり、焦がしたりすると、体に悪い物質(例えば、AGEs:最終糖化産物)ができることがあります。これらの物質は、腸の粘膜を傷つけ、腸内環境を悪化させることにつながります。


肉や卵の改善策


放牧・有機飼育
できるだけ自然な環境で飼育された動物から得られる肉や卵は、ホルモンや抗生物質の使用が極力抑えられており、栄養価も高いとされています。例えば、放牧牛や有機飼育の鶏の卵は、脂質のバランスが良く、オメガ‑3脂肪酸やビタミン、ミネラルが豊富に含まれ、腸内環境に優しい食品です。


地元産・信頼のブランドを選ぶ
地元の農家や信頼できる生産者から直接購入することで、加工過程や添加物の使用が少なく、より自然な状態で食品を摂取できます。これにより、腸内での過剰な炎症や悪玉菌の刺激を防ぐことが期待できます。


バランスの良い食事との組み合わせ
肉や卵を摂取する際は、食物繊維が豊富な野菜や全粒穀物を組み合わせることで、腸内の善玉菌をサポートし、消化を助ける効果が期待できます。たとえば、サラダや根菜類を一緒に摂ると、腸内環境のバランスが整いやすくなります。


原因5. 農薬・添加物


農薬の一部は、腸の粘液層に影響を与え、腸壁の保護機能を低下させると考えられています。これにより、「リーキーガット症候群」と呼ばれる、腸のバリアが弱まる状態になり、未消化物質や細菌が体内に侵入しやすくなるリスクが高まります。


また乳化剤、防腐剤、合成着色料、人工甘味料などの添加物は、腸内細菌叢(マイクロバイオーム)のバランスを乱すことが報告されています。特に、一部の乳化剤(例:ポリソルベート80、カルボキシメチルセルロース)は、腸内の粘液層を破壊し、炎症を引き起こす可能性があります。


農薬・添加物の解決策


オーガニック食品の選択
農薬の使用を最小限に抑えたオーガニック食品を選ぶことで、農薬残留による悪影響を減らすことができます。生産者情報や認証マークを確認し、信頼性の高い商品を選ぶことが重要です。


野菜を重曹で洗う

性重曹はアルカリ性で、農薬は酸性であるため、農薬を落とすことができます


添加物不使用・低添加物食品の選択
食品添加物の影響を避けるためには、加工度の低い自然食品や、添加物不使用、もしくは添加物が最小限に抑えられている製品を選ぶことが推奨されます。特に家庭で調理する際は、できるだけ自家製の調味料や食材を使うことで、添加物の摂取量を減らすことが可能です。


原因6. 水道水


水道水の消毒には塩素が用いられ、微生物を殺菌する効果があります。しかし、塩素やその副産物が微量ながら水中に残留していると、摂取された際に腸内に到達し、善玉菌に対する抑制作用を及ぼす可能性があります。これにより、腸内のバランスが崩れ、炎症や消化機能の低下に繋がるリスクが考えられます。


水道水の解決策


浄水器の利用
塩素やその副産物を効果的に除去できる家庭用の浄水器を使用することで、よりクリーンな水を摂取することが可能です。


腸内環境をサポートする食生活
発酵食品、食物繊維、プロバイオティクスなど、腸内の善玉菌をサポートする食品を積極的に摂取することで、水道水から摂取する可能性のある微量の化学物質による影響を相殺する効果が期待できます。


原因7. 抗生物質


お医者さんが抗生物質を投与してきたら、間違いなくその病院には行かない方が良いくらい、抗生物質は体にとって毒です。病原菌だけでなく、腸内で体に良い働きをしている善玉菌も一緒に殺菌してしまいます。その結果、腸内細菌の多様性が大幅に低下し、バランスが崩れる(ディスバイオシス)ことが知られています。もし抗生物質をとっている方がいましたら今すぐにもやめた方が良いです。


抗生物質の解決策


プロバイオティクスの補給
抗生物質使用中および使用後に、豆乳ヨーグルトや発酵食品、またはプロバイオティクスサプリメントを摂取することで、善玉菌の回復を促し、腸内細菌の多様性を再構築する手助けになります。


食物繊維と発酵食品の摂取
野菜、果物、全粒穀物、納豆、味噌、キムチなど、発酵食品や食物繊維が豊富な食品は、腸内環境を整える上で非常に効果的です。これらは善玉菌のエサとなり、腸内でのバランス回復をサポートします。


抗生物質を摂らない

自分のためを思うのであれば抗生物質はやめとくべきです。あくまで対処療法にすぎなく、根本的にマイナスの方が大きい可能性大です。


原因8. よく噛まない


咀嚼は、食べ物を小さく砕いて唾液とよく混ぜる大切な工程です。唾液には消化酵素(アミラーゼなど)が含まれており、炭水化物の分解を始める役割を担っています。よく噛まないと、食べ物の表面積が十分に広がらず、胃酸や膵液などの消化酵素が効果的に作用できなくなります。その結果、未消化の大きな食物粒子が腸まで届き、消化不良や栄養の吸収不足を招く恐れがあります。


大きな食物粒子が腸に届くと、これが腸内で発酵しやすくなります。発酵によってガスや有害な代謝産物が生成されると、腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れ、悪玉菌が優勢になる可能性があります。これが慢性的な炎症や腸のバリア機能の低下(リーキーガット症候群)につながることが指摘されています。


よく噛まないの解決策


よく噛む!
食事中は、最低でも30回はしっかりと噛むようにしましょう。急がず落ち着いた環境で、ただ美味しく頬張るのではなく、味わいながら食に感謝して食事を楽しむことが素敵です。また、テレビやスマートフォンなどの刺激を避け、食事に集中することで、自然と咀嚼回数が増え、消化プロセスが最適化されます。


まとめ

みなさん、いかがでしたか?今回取り上げた食と腸内環境の問題は、肌荒れやアトピー、アレルギーだけでなく、イライラや慢性的な倦怠感の原因とも密接に関連しています。

これじゃあ食べられるものがないじゃないかと感じましたか?
これらの食品は戦後から普及した食です。


戦後、日本の食文化は大きく変わりました。本来「人を良くする」と書いて『食』とされ、精神、思考、身体の土台を支えるものでしたが、それが根底から覆されました。


アメリカによって日本人の精神性を恐れられ、戦後の精神的、文化的再構築の過程で、日本人の食に関する根本が大きく変えられました。添加物や欧米式の食生活が導入され、それに伴い生活習慣病やがん、精神疾患が増加し、今日の日本社会へと繋がっています。


この背景には、食品会社、医療業界、化粧品会社、さらに政府といった大手企業間の深い利権が存在します。これらの企業は、食に起因する健康問題が増えれば増えるほど利益を得るというシステムが存在しています。その結果、自然食品が高価になり、添加物が多く含まれる食品が安価で提供されているのです。


話が逸れてしまいましたが、今日の話を通じて、食の大切さに氣付き、より良い選択をすることができるようになることを心から願っています。肌荒れや生活習慣病の改善には、正しい食選びが欠かせません。最後までご覧いただき、ありがとうございました。これを実践すれば、皆さんの健康は必ず向上するでしょう!



またね!